IBM、メインフレームからスマートグリッドまで

スマートグリッドに関するテーマでのブロガーミーティング@IBMに参加してきました。

■日本IBM、CTO岩野さんのお話。

まずITシステムと社会システムは違う。我々は社会システムを作ってきた。
交通渋滞、食物の廃棄、空っぽのコンテナ、データセンターの電力などの主にインフラ。


IT投資がこの15年間で減ってきた。IT投資の費用の8割がメンテナンスで、新規投資は2割だけ。
平均CPU使用率は15%で85%は空いている。その空いてる部分を活用するのがクラウドである。

都市の問題を解決しないと我々の未来はない。
それを解決するためにスーパーコンピュータである。

50年間続いているムーアの法則。続いている事自体は奇跡に近い。
来年、IBMのリリースするセコイアは2京の速度がある。
※富士通が開発した理化学研究所の「京」の倍の速度。


リオデジャネイロでの事例
気象情報などを分析解析して出していく洪水の防止など排水をITで解決するスマーターシティ



デンマークでの事例
信頼性の高いIBMのシステム分散コンピューティングを用いたデンマークのシステム



北九州での事例
IBMが入り、電力会社がいない中でディマンドレスポンスを促進していく。


石巻での事例
震災でまっさらになった都市をスマートシティの取り組みを実験的に行なっていくことで復興につなげる。
IBMの石巻ボランティアチームの活動

その他の事例
メトロポリタン美術館の湿気GPIS
フィラデルフィアの渋滞課金(YouTube動画捜索中)


■現場のエンジニア:中島さんのお話

システムZの上でLinuxもWindowsが動きます。
システムZではメモリ管理をジョブごとに分けて管理しているため一つジョブがダイナミックプライシングします。
止まらないシステムが売りなので、継続稼働が20年などになると表彰なども行われる。


過去に一回、給与計算のシステムでミスがありお客さまを困らせてしまった経験があり
その時と同じミスをしないように心に決めて現在もお客さまと接するようにしている。


エンジニアの心

●会場内にはメインフレームのCPUが展示されていました。

■システムZの責任者の方のお話。
ロンドンの渋滞課金銃便の動きは個人と団体両方が必要。
ストックホルムは大反対だったが渋滞課金は導入して賛成になった。

スマートビルディングは竹中工務店とやっているSOA
スマートグリッドフレーム
スマートビルディングエネルギーの見える化で10%削減最適化
リッチモンド市の犯罪予測システム目指すところ
コーパスクリスティ市住民サービスの見える化小さなROIが見えた事例が増えてきたので説明はしやすくなってきた。


私はスマートグリッドの研究をしているため大変興味があり
担当教授もIBM出身という環境なので、何かと馴染みもあり参加していてとても楽しかったです。

USTREAMでのイベントの録画



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